長坂保育園には、伝統的な取り組みがあります。その一つが朝の「あいさつ運動」です。一日の活力は朝の元気な挨拶が一番。と始めた運動ですが、なかなか恥ずかしくて言えない。八戸弁で「しょすい」と言いますが、軌道に乗るまでだいぶ時間がかかりました。その転機となったのが、園児のおじいさんから寄付された「たすき」です。寄付されたタスキを肩に、「おはようございます。」と言えるのはあいさつ当番の「特権」になり、時にはタスキの取り合いにまでなることがあります。駅伝ではなくてはならないタスキですが、わが園でもその重要度は変わりありません。現在使用しているのは「2代目」となりますが、15年以上経た現在でも大事に使っています。これからも根城さんの遺志を受け継ぎ取り組んでいきたいと思います。雲の上で根城さんがあの優しい笑顔で微笑んでいる姿が目に浮かびます。本当にありがとうございました。