朝晩冷え込む日もありますが、今年は全体的に暖かい日が続いています。来週の初めころから寒さが厳しくなるようですが、今日はまるで「小春日和」のように良い天気でした。園庭に飛び出した子ども達はそれぞれ思い思いの遊びに走りだしました。
園庭には柿の木が植えられていて、今年も黄色い実をつけています。少し色着いてきたなと思っていたら「からす」が早速目を付けて、一足先に味見をされてしまいました。カラスはとても利口で、おいしくない柿には目もくれません。我が園の柿は多分「甘柿」の種類だと思いますが、毎年カラスの攻撃に会っています。近所にも妙丹柿がたわわに実っているのですが、我が園の柿だけを目指してやってきます。今年はもう5個くらい食べられてしまいました。
寒い地方では「甘柿」を植えても「渋柿」にしかなりません。食べる方法は3つ。皮をむいて「干し柿」にするか、渋抜きの焼酎に漬けて渋を抜くか、そのまま放っておいて完熟させるか、です。我が園ではいろいろ試してみましたが、「干し柿」が一番好評でした。
収穫した柿は、結構ありました。最近では一番の収穫だったかもしれません。昨年は数が少なかったので「焼酎漬け」にして渋を抜いたつもりでしたが、あまりにも大事にし過ぎて「忘れて」しまい、気が付いた時は手の施しようがなく、止む無く廃棄処分になりました。残念。
また、別の場所には「かりん」が植えてあり、子ども達の攻撃(こぶし大になったころ一部の不心得者によりもぎ取られてしまった)から生き延びた特大の1個が実っています。このかりんも子ども達から毎日のように覗かれ、たたかれながらも子どもの頭くらいに大きく育ちました。食べられないので見て、香りを楽しむことくらいしかないのでもう少し待つことにしました。ジュースにすればよい、という話も聞きますが、作ったことがないのであまり気乗りがしません。良い利用方法があったら教えてください。
玄関の前にある花壇は、今まで「ピーマン」や「ナス」が植えてありましたが、冬を迎えて模様替えをしたようです。近くの「サンデー」で子ども達が選んだ冬の花「葉ボタン」や「すみれ」を植えました。まるでキャベツのような「葉ボタン」ですが、食べられないようです。晩秋の一日、保育園では子ども達が園庭を駆け回り歓声をあげています。本日の保育計画は「日向ぼっこ」と記入しておきたいのんびりとした土曜日でした。普段の保育もこのくらい余裕があったらなあ、と思う一日でした。 園長