春を呼ぶ「えんぶり」

2月17日から始まった約800年の歴史を誇る民俗芸能「八戸えんぶり」。国の重要無形文化財にも指定されています。この地方ではえんぶりまでが「冬」。えんぶりが過ぎると「春」が来るといわれています。今年はえんぶりまでが本当に寒く、最高気温が氷点下(俗に真冬日ともいう。)の日が続いていました。それが17日からはプラスに変わり、ここ2,3日は7~9℃くらいまで気温が上がっています。今日は保育園にわが町内の新組えんぶり組みが来てくれました。舞を舞う太夫も子どもたちもほとんどがお知り合い。在園児も2名参加していました。卒園児やその保護者が伝統を点け継いでいることに感激しています。来年からは小・中学校が「えんぶり休み」になります。保育園やこども園は「日々保育」なので休園とはなりませんが、地域の伝統文化を守り、保護することはとても重要なことだと思います。特に最近は子どもたちが地域での関わりが少なくなっていることでこれまでの日本の良い習慣、風習がすたれてきたと思います。大人の後姿を見て育つ子どもたち・・・。良い経験になると思います。今、八戸はえんぶり一色です。十分楽しみたいと思います。