清明

園長です。

新年度が始まった4月1日、なんと彼岸じゃらく崩れの大雪が降りました。積雪12センチ。すぐに消えると思っていたら、ルノアールのココアよりも考えが甘く、気温が上がらずまだ解けずに残っています。今日は5日。24節気の「清明」です。物事の始まり、新しいスタート、潔いという意味だそうですが、この天候では素直に喜べない気持ちです。

それでも明日は「入園新級式」が行われます。もう新しいクラス、新しい友達との活動は始まっていますが、1年の始まりの儀式は欠かせません。長坂保育園では、15年位前までは4月1日に入園式を行っていましたが、少し準備期間と新入園の子が落ち着く4月の第一土曜日に行うようになりました。平日は保護者の集まりも悪く、土曜日のほうが良いというアンケート結果にも対応しました。長坂保育園は普段から異年齢のオープン保育を取り入れているので、新年度といっても子供たちには混乱が見られません。比較的落ち着いた新年度の保育が行われています。4月1日から1号認定の定員を15名にしました。5月には定員が埋まりそうです。2・3号認定児はおかげさまで定員を超える入園がありました。心から感謝を申し上げます。と同時に責任も感じます。職員一同、「自分で考え、自分で選び、自分から行動する」子を育てていこうと日々の保育に力を入れていこうと思っています。長坂保育園では子供たちがじっくり遊べるように園庭の環境を整えました。植樹もして子供たちの生き物への関心も高まりました。2月に完成した「どんぐりの杜」も子供たちは大好きです。本園では味わえない少し秘密な場所になるよう考えています。地域の交流も深めていきたいと思います。

振り返ってみると、昨年12月からなんと忙しかったことか。魔の3月が終わり少しだけ心が軽くなったような感じですが、寄る年波には勝てず、書類つくりに四苦八苦しています。来週はお天気も回復するようなので子供たちと春の息吹を感じたいと思っています。梅、桜。こぶし・・・園庭の樹木が一斉に咲き誇るなかで子供たちの歓声に耳を傾けたいと思います。

新しい遊具も揃えました。頭と腕と足と技術を磨きましょう。

平成31年4月1日の朝の様子です。もうこんな景色は見たくありません。春が待ち遠しいなあ。