3月3日は「ひな祭り」です。灯かりをつけたぼんぼりも桃の花もありませんが、3月の誕生児と楽しみました。誕生会の前に東奥日報社主催の「書道展」に入選した子とデーリー東北主催の子ども絵画展で佳作になった子の表彰をしました。額に入れた賞状をもらい、はにかんで喜びを表していた二人でした。おめでとう。これからも得意分野をどんどん伸ばしていろんなことに挑戦してほしいと思います。
3月の誕生会の係の子は、日本の紹介、今月は最後に残った「沖縄県」を食と伝統文化の面で紹介してくれました。シーサーとエイサー、パイナップルとゴーヤなど子どもたちの興味を湧き立てていました。この新型コロナが終息した暁には是非訪れたいところだと思いました。最後は「ピカチュー」の踊りで締めてくれた子供たちでした。
誕生会の後には、ひな祭りが行われ子ども達によるひな祭りの由来の紙芝居や習熟度別(らくらく・ファイト・チャレンジコース)に分かれて作成した雛飾りを紹介した。そのあと恒例の「長坂雛段」を披露しました。おひな様とお内裏様の得意満面の笑みが印象的でした。
今日の給食は調理員が腕によりをかけて作ってくれました。我が園は定員が大きいので作るのも大変なようです。でも、子ども達に対する愛情は作った食品に比例していました。調理室は戦場のようでしたが、ランチルームで食事をする子ども達はにこにこ笑顔でまるで楽園にいるようでした。普段0,1歳児の食事風景は、私の時間帯と会わないため、なかなか写真に収めることは難しいのですが、今日は始めから目的を定めて張っていました。今回は「離乳食」と「アレルギー児の対応」について少し説明したいと思います。我が園の「離乳食」は4期に分かれており写真は離乳食後期のものです。4月、5月は「初期」の子が多いのですがさすがに3月ともなれば離乳食は卒業します。その代わり「普通食の刻み」という段階の子もいます。
(これは「離乳食後期」の物です。一人一人に合わせて硬さや大きさを調整します。基本的に白米)
(1歳児の普通食。すべての食材は少し小さく切っています。ご飯は白米も選べます。)
食器が乗ってあるトレーの色にもご注目ください。アレルギーのある子はトレーの色がピンクになっています。写真のゼリーで隠してある部分は個人情報が記載されています。間違いのないよう確認しています。量も基本的な量がありますが、個人に合わせて「大盛り」にしたり「半分こ」にしたりします。1歳児の子は4月から2階の部屋になり一段と成長の過程に入ります。2歳児でしっかり保育園のルールを学び、3歳以上からは「自分で考え、自分で選び、自分から行動する」ようになります。保育園の日々の生活は子どもの成長には欠かせない営みなのです。
(調理室はさながら戦場のようなあわただしさです。11時前には「検食」があるので大急ぎ)
本日の「給食係」は各クラスから1名づつ配属されます。お手伝いのご褒美に特別に「味見」ができるのが役得です。一足先に「味見」をして並んでいる子供たちに何がおいしいか伝達します。でも意外と好き嫌いがあり、給食係の思惑通りにはいかない場合もあるようです。特に野菜とレーズン。意外に手こずる子が多いのが残念です。でも何回も経験することにより少しづつ意識も変わるようです。これが長坂保育園の食育、給食の考え方、実施の内容です。