金縷梅と書いて「まんさく」と呼ぶそうです。雪の中で咲く金縷梅の花は春一番に咲く花です。フキノトウやネコヤナギも大きくつぼみを膨らませますが、金縷梅にはかないません。色は鮮やかな「黄色」?、我が園の金縷梅は少しくすんだ黄色をしています。1週間前くらいから徐々に咲き始めていたのですが、何かと忙しくて気が付きませんでした。心に余裕にない常態だったようです。誰も花が咲いたことを知らせに来ないのは職員も多忙なせいだったのでしょう。特に3月4月は卒園入園の準備で園庭の一本の木にまで心がいかなかったのでしょう。
園庭では春の陽光の中、子ども達が走り回っています。久しぶりの土の感触に心を躍らせているのでしょう。風はまだま冷たいですが、春本番はもうすぐです。明後日の土曜日は「卒園式」です。今日も練習の声が聞こえてきました。傍から聞いていても真剣さが伝わってきます。新型コロナの影響でたくさんの行事が中止、自粛になりましたが、最後のイベント「卒園式」はしっかりお祝いしたいと思います。最近は涙腺がもろくなり、結果よりもそれまでの取り組みの様子に感動するようになりました。先日の「総練習」でも、卒園証書を渡している途中、サッカー大会のことが思い浮かび、一生懸命練習した子供たちの姿を思いだし、不覚にも目が潤んでしまいました。3月は別れと出会いの季節、職員も引っ越しで1名退職、4月からは新採用の保育教諭2名が仲間入りします。チーム長坂の歴史に新たな1ページが加わることになります。令和3年度に向けて最後の追い込みです。
金縷梅の花が子どもたちを見守っています。