年4回季節に合わせて作成している「食育だより」。今回は実りの秋の様子をご覧いただきます。クリひろいから鮭の解体まで、秋ならではの体験が盛りだくさんです。恒例の園長が山で収穫してきたきのこを食す「キノコ汁会」も盛況でした。畑や山での収穫体験も貴重でしたが、そのあとの「調理・クッキング」も楽しんだようです。「危ないからナイフは持たせないで。」という保護者もいますが、今経験しないでいつやるの?。保育園では危ないからやらないという選択肢はありません。小さな体験を積み重ねて自分のものにしていくのです。小さい時に経験しないで、大人になっていきなりできる・・・・ということはありません。野菜の皮むきから始まって、ナイフを使い、「猫の手」を覚え、たまに指を切ったりして刃物の怖さを知ります。何事も経験です。これから冬になると異年齢で「クッキー」を焼いたり、ホットケーキを作ったりします。目方を計り、手触りを感じ、こねたり、ちぎったり・・・感触を確かめながら形にしていきます。そこには当然、数・量・重さ・色・形・触感が入ってきます。そして最後は「舌」で味を確かめます。当然友達と相談したり、協力したり、順番を決めたり、時にはトラブルも体験します。食育はいろんな意味で子供たちの成長を促します。幼児期には欠かせない体験だと思っています。