スイカ割り

狭い我が園の園庭に「すいか」が実りました。サンデーで苗を買い、水やりなどみんなで育てたスイカ。お盆前から「そろそろだねえ」と収穫を待ちわびている様子でした。

スイカは全部で6個ありましたが、1個はまだ小さいので残しました。スイカの蔓がフェンスにまとわりついていたので、フェンスの途中で大きくなったスイカは職員がタオルで保護し、大事に育てました。フェンスの外で実ったスイカは、網で囲ったり、タオルを敷いたりして育てました。7月の初めころに大きくなったスイカは、園児の好奇心の的になり、一足先に子どもたちのお腹に収まりました。今日は収穫したスイカをバケツで運びましたが、途中でバケツを落として割れたスイカもありました。

「園長先生~スイカ割りしよう~」と子ども達。よく見るともう割れてしまったスイカもありました。まだ割れていないスイカをビニールシートに乗せて、年長組の子たちがスイカ割りを始めました。

目隠しをして、年齢の数だけその場でぐるぐる回り、「右」「左」の声に戸惑いながら、思いっきり地面をたたいて喜んでいました。それでも何人かがスイカに命中しひびが入り、赤い実が中から覗いていました。皮が薄いせいか子どもたちの力でも簡単に割れました。

途中で3歳児も参加し楽しんでいました。最期は皆で割ったスイカの味見です。職員がスイカ割りのだいご味を味わわせるために包丁を使わず手でさばいていました。やはりスイカ割りのスイカは手づかみで食べるのが一番です。

自分たちで種(苗)を植え、自分たちで育て、自分たちで収穫し食べる。自給自足まではいきませんが、食育の最も大切な部分だと思います。苦しいこと、大変なことだけでは楽しくありません。自分で納得して初めて自分のものになります。今日のスイカも満足して子どもたちに食べられたことでしょう。来週はカレーライスの献立が予定されているので「ジャガイモ」と「トウモロコシ」の収穫もありそうです。一年で一番楽しい我が園の菜園です。(園長)