人形劇「こぐまのあいちゃん」

久しぶりに人形劇を呼びました。今年は新型コロナの影響で楽しみなイベントがことごとく中止になり、寂しい思いをしていたので思い切って人形劇団に来てもらい、子ども達に見せてあげることにしました。実は毎年不必要と思われる広告費を支払っていたのですが、今年は父母の会の了承も得て、広告を止め、その費用で子ども達に生の人形劇を見せることにしていたのです。

朝、8時に保育園に着くと、なんとワゴン車が駐車場に止まっていました。車には「ぼっけ座」と書かれていて、車内には人形劇の機材がびっしり積み込まれていました。10時開演に朝8時には来ていたのです。しかも岩手県北上市から。ともあれ機材を2階に運び準備を整えてもらいました。

子ども達が2階のホールに集まり、10時開演の時刻。「おにいさ~ん」の呼び声で2人の劇団員が登場しました。年齢は私とほぼ同年代と思われましたが、「おにいさ~ん」とは・・・・。しかし、声に張りがあり、自分でも言っていたように「今が旬」なのだそうです。元気に登場し、ギターを抱えて動く姿は「おにいさ~ん」そのものでした。若さは年齢ではないことを証明してくれました。DVDやビデオとは違い生の劇は、会場の雰囲気で盛り上がり方が違います。子ども達と応答式の会話をしながら子ども達の心をつかんでいきます。月曜の朝は、子ども達のテンションが下がり気味ですが、人形劇が始まると顔は輝き、一気に盛り上がります。今回の出し物は「こぐまのあいちゃん」という人形劇ですが登場する人形たちは手作りでとてもかわいらしく、しかも機能的にできており、2人での操作とは思えない機動的な動きを見せてくれました。内容は秘密ですが、こぐまのあいちゃんとクッキー、そして悪役の「あかんべえ」とのやり取りはとても面白く、子ども達も大興奮。劇団員も一人3~4役こなし大活躍でした。子どもたちの声に負けない動きとセリフは会場の雰囲気に溶けこんでさすがにプロの技だと思いました。創立43年を迎えたそうですが、まだまだ元気なお二人でした。

新型コロナの影響で、営業も大変なようですが、子ども達のために楽しい人形劇を見せてほしいと思います。北上市まで高速道で3時間かかったそうです。帰り道、気を付けてお帰りください。また来年お会いしましょう。楽しみにしています。